第20章 格安SIMへの申し込みから開通までの具体的な流れ

※こちらの記事には広告を含みます。

格安SIMに興味はあっても、実際の申し込み手順がよくわからず、そこで止まってしまう人は少なくありません。

「申し込みには何が必要なの?」

「SIMカードが届いたら何をすればいい?」

「今の電話番号はいつ切り替わるの?」

こうした疑問があると、乗り換えを難しく感じてしまいます。

しかし、格安SIMへの乗り換えは、必要なものを準備して順番通りに進めれば、それほど複雑な手続きではありません。

大まかな流れとしては、

「準備する → 申し込む → SIMを受け取る・設定する → 回線を切り替える → 通信を確認する」

という順番です。

この章では、格安SIMへ申し込んでから実際にスマートフォンで通信できるようになるまでの流れを、初心者にもわかりやすく解説していきます。

申し込み前に必要なものを準備する

格安SIMへ申し込む前に、必要なものをそろえておくと手続きをスムーズに進められます。

一般的には、次のようなものを準備します。

  • 本人確認に使う書類
  • 支払いに利用するクレジットカードや口座情報など
  • 連絡を受け取れるメールアドレス
  • 利用するスマートフォン
  • 現在の電話番号
  • MNPに必要な情報

電話番号をそのまま引き継ぐ場合は、MNPの手続きも必要です。

利用するサービスによってはMNPワンストップに対応していることもありますし、MNP予約番号を利用する場合もあります。

また、本人確認書類に登録されている住所と申し込み内容が異なると、確認に時間がかかることがあります。

申し込みを始めてから必要な情報を探し始めると、途中で手続きが止まってしまいます。

最初に必要なものを机の上にそろえてから申し込むくらいの感覚で準備すると安心です。

料金プランとSIMの種類を選んで申し込む

準備ができたら、利用したい格安SIMの公式サイトなどから申し込みを進めます。

ここで選ぶことになるのが、主に、

  • データ容量
  • 音声通話の有無
  • かけ放題などのオプション
  • SIMカードかeSIMか
  • 新規契約かMNP乗り換えか

といった内容です。

ここで注意したいのは、キャンペーンにつられて必要のないオプションまで付けないことです。

たとえば、電話をほとんど使わないのに完全かけ放題を付けたり、毎月3GB程度しか使わないのに大容量プランを選んだりすると、格安SIMへ変更する意味が薄れてしまいます。

これまで確認してきた、

「毎月何GB使うのか」

「通常の電話をどれくらい使うのか」

を基準に選びましょう。

格安SIMは安いプランを探すことより、自分に必要なものだけを選ぶことが節約につながります。

本人確認と契約内容をしっかり確認する

申し込み途中では、本人確認の手続きがあります。

オンライン申し込みでは、本人確認書類を撮影して送信したり、スマートフォンを使って本人確認を行ったりする方法が採用されていることがあります。

このとき、画像が暗かったり文字が読めなかったりすると、再提出が必要になる場合があります。

できるだけ明るい場所で、書類全体がはっきり写るように確認しましょう。

また、申し込み確定前には契約内容をもう一度見直します。

  • 希望する料金プランになっているか
  • 電話番号を引き継ぐ設定になっているか
  • 不要なオプションが付いていないか
  • SIMカードとeSIMを間違えていないか
  • 登録住所や氏名に間違いがないか

などを確認します。

申し込みボタンを押す前の1分間の確認が、あとからの面倒を防いでくれます。

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SIMカードなら到着を待ち、eSIMなら設定案内を確認する

申し込み後の流れは、SIMカードとeSIMで少し異なります。

SIMカードを選んだ場合は、本人確認などが完了するとSIMカードが発送され、自宅へ届く流れが一般的です。

カードが届いたら、同封されている案内や公式サイトの手順を確認します。

一方、eSIMの場合は、物理的なカードの配送がないため、契約完了後にオンライン上で設定を進められる場合があります。

ただし、申し込み直後に必ず使えるとは限りません。

本人確認や審査、開通手続きなどが必要になることがあります。

いずれの場合も、届いた案内やメールを流し読みせず、

「次に何をするのか」

を確認してから作業を進めましょう。

特にeSIMでは、設定に必要な情報を誤って削除したりしないよう注意が必要です。

MNPの場合は回線切り替えを行う

今まで使っていた電話番号を引き継ぐMNPの場合、新しい格安SIMへ回線を切り替える手続きがあります。

SIMカードが届いただけでは、まだ以前の通信会社の回線が使われていることがあります。

乗り換え先のマイページや電話など、指定された方法で回線切り替えを行います。

切り替えを実行すると、一定時間後に旧回線が使えなくなり、新しい格安SIM側へ電話番号が移ります。

そのため、回線切り替えを行うときは、

  • 重要な電話を待っていない時間
  • 設定作業を落ち着いてできる時間
  • 可能であればWi-Fiを使える場所

を選ぶと安心です。

特に仕事でスマートフォンを利用している人は、忙しい時間帯の切り替えを避けたほうがよいでしょう。

MNPでは「SIMが届いた瞬間に旧回線が止まる」とは限らないので、案内された切り替え手順を確認してください。

SIMを設定してインターネットと電話を確認する

回線切り替えが完了したら、スマートフォン側の設定を行います。

SIMカードの場合は、電源を切ってからSIMカードを入れ替えるなど、端末に応じた手順で作業します。

eSIMの場合は、端末の設定画面などから通信契約を追加します。

その後、サービスや端末によっては通信のための初期設定が必要になることがあります。

設定が完了したら、次の項目を確認しましょう。

  • Wi-Fiを切った状態でWebサイトが開けるか
  • 電話を発信できるか
  • 電話を受けられるか
  • SMSを利用できるか
  • 必要であればテザリングが使えるか

もし通信できない場合は、慌てて設定を何度も変更する前に、スマートフォンを一度再起動してみる方法もあります。

それでもつながらない場合は、通信会社の初期設定案内を見直しましょう。

開通後は「ネットが使えるから終わり」ではなく、電話やSMSまで一度確認しておくと安心です。

開通したら旧契約のサービスも整理する

新しい格安SIMが問題なく利用できるようになったら、最後に旧通信会社に関連するサービスを整理します。

MNPで乗り換えた場合、旧回線そのものは乗り換え完了によって終了するのが一般的ですが、すべての関連サービスが自動的に消えるとは限りません。

たとえば、

  • 端末の分割払い
  • 一部のオプションサービス
  • メール関連サービス
  • 端末保証
  • 自宅インターネットとのセット契約

などは別途確認が必要になる場合があります。

また、新しい格安SIMの初回請求が確定したら、想定していた料金になっているかも確認しましょう。

不要なオプションが付いたままになっていないか、キャンペーンの条件を満たしているかなどをチェックします。

乗り換えが終わった安心感から、そのまま放置してしまうと、不要な料金に気づくのが遅れることがあります。

「開通したら終わり」ではなく、「最初の請求を確認するまでが乗り換え」と考えておくと安心です。

まとめ

格安SIMへの乗り換えは、難しい手続きのように感じるかもしれません。

しかし、流れを整理すると、

  • 必要なものを準備する
  • 料金プランを決める
  • 本人確認を行う
  • SIMカードまたはeSIMを準備する
  • MNPの場合は回線を切り替える
  • スマートフォンを設定する
  • 通信と請求内容を確認する

という順番です。

ひとつずつ進めれば、それほど複雑ではありません。

特に重要なのは、申し込み前に端末の対応状況や料金プランを確認し、開通後にはネットだけでなく電話やSMSまで動作確認することです。

そして、乗り換え後の最初の請求も確認しておきましょう。

格安SIMへの乗り換えは、一度経験すれば「思っていたより簡単だった」と感じる人も少なくありません。

料金プランを適切に選び、問題なく開通できれば、その後は毎月の通信費を自動的に抑えやすくなります。

ただし、開通作業の中で初心者が特につまずきやすいのが、スマートフォンの通信設定です。

次章では、格安SIMでよく耳にする「APN設定」とは何なのか、そしてどのように設定すればよいのかをわかりやすく解説していきます。

<次章>
第21章 格安SIM乗り換えで初心者がつまずきやすいAPN設定を解説

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第1章 なぜスマホ代は毎月こんなに高くなるのか
第2章 格安SIMに変えるだけで年間いくら節約できるのか
第3章 そもそも格安SIMとは?大手キャリアとの違いをわかりやすく解説
第4章 「安い=つながらない」は本当?格安SIMのメリットとデメリット
第5章 格安SIMに向いている人・向いていない人
第6章 格安SIMを選ぶときにまず確認したい「自分が毎月何GB使っているか」
第7章 通話時間を確認すれば格安SIMの最適な料金プランが見えてくる
第8章 格安SIM:月3GB・10GB・20GB・大容量、どのプランを選ぶべきか
第9章 格安SIM:自宅にWi-Fiがある人ほど通信費を安くできる理由
第10章 大手キャリアから格安SIMへ乗り換える前に確認しておくこと
第11章 格安SIM選びで失敗しないための5つのチェックポイント
第12章 格安SIMを月額料金だけで選ぶと損をする理由
第13章 格安SIMの通信速度はどれくらい重要?昼休みや通勤時間の注意点
第14章 格安SIM:電話をよく使う人が確認したい「かけ放題」の選び方
第15章 格安SIMでLINE通話や無料通話を活用して通話料を節約する方法
第16章 今のスマホをそのまま使って格安SIMに乗り換える方法
第17章 SIMロック・対応端末・周波数を簡単に確認する方法
第18章 格安SIMへ電話番号を変えずに乗り換えるMNPの基本
第19章 格安SIMはeSIMなら乗り換えがもっと簡単になる
第20章 格安SIMへの申し込みから開通までの具体的な流れ
第21章 格安SIM乗り換えで初心者がつまずきやすいAPN設定を解説
第22章 キャリアメールを使っている人が格安SIM乗り換え前にやるべきこと
第23章 家族全員で格安SIMに変えると年間いくら節約できるのか
第24章 子どものスマホ代を安くする格安SIM活用術
第25章 シニア世代が格安SIMを選ぶときの注意点
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第39章 自分にぴったりの格安SIMを選ぶ最終判断の方法
第40章 格安SIMを使って通信費は一度見直せば毎月自動的に節約できる

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