第40章 格安SIMを使って通信費は一度見直せば毎月自動的に節約できる

※こちらの記事には広告を含みます。

ここまで、格安SIMを使って通信費を節約する方法をさまざまな角度から解説してきました。

データ容量の選び方、通話オプション、通信速度、Wi-Fiの活用、家族のスマホ代、キャンペーン、乗り換え手続きまで、確認することは少なくありません。

しかし、すべての内容に共通している考え方があります。

それは、自分に必要な通信だけを残し、使っていないものにお金を払わないことです。

そして通信費には、食費や娯楽費とは違う大きな特徴があります。

一度契約を見直して月額料金を下げることができれば、その後は特別な節約行動をしなくても、毎月の支払いが自動的に安くなるということです。

この最終章では、格安SIMによる通信費節約の本当の価値を振り返りながら、これから何をすればよいのかを整理していきます。

通信費は「毎月頑張らなくてもいい節約」である

節約と聞くと、多くの人が「我慢」をイメージします。

たとえば、

  • 外食を減らす
  • 欲しいものを我慢する
  • 電気をこまめに消す
  • 安い商品を探して買い物をする

といった方法です。

もちろん、こうした節約にも意味があります。

しかし、毎日意識して続ける必要があるため、人によっては疲れてしまうこともあります。

その点、通信費の見直しは違います。

たとえばスマホ料金を月7,000円から月3,000円へ下げられたなら、毎月4,000円の節約です。

翌月も、翌々月も、契約内容が変わらなければ基本的には同じ状態が続きます。

一度の見直しが、その後の毎月に効果を生み続ける。

これが固定費節約の大きな魅力です。

月3,000円の違いは年間36,000円になる

スマホ料金を見直すときは、月額だけではなく年間で考えてみましょう。

毎月3,000円安くなれば、

3,000円 × 12か月 = 36,000円

です。

5年間では、

36,000円 × 5年 = 180,000円

10年間では、

36,000円 × 10年 = 360,000円

になります。

毎月の請求画面では小さく見える差でも、時間を掛け合わせると大きな金額になります。

さらに家族4人が一人あたり月3,000円ずつ節約できれば、家族全体では月12,000円です。

年間では144,000円になります。

通信費は毎月発生するからこそ、小さな改善でも長期間では大きな差になるのです。

大切なのは最安ではなく「無駄がない状態」を作ること

本書を読んだからといって、必ず一番安い格安SIMへ変更する必要はありません。

重要なのは、最安料金を追い続けることではなく、自分にとって無駄の少ない契約を作ることです。

たとえば、

  • 毎月5GBしか使わないのに30GBを契約していないか
  • 電話をしないのにかけ放題を付けていないか
  • 使っていない有料オプションが残っていないか
  • 必要以上に高いサポートへ料金を払っていないか

といった点を確認します。

反対に、自分に必要なものまで削る必要はありません。

仕事で通信速度が重要なら、多少料金が高くても安定性を優先したほうがよいでしょう。

店舗サポートが必要なら、その安心感にお金を払うことにも意味があります。

削るべきなのは「必要なサービス」ではなく、「使っていないサービス」です。

乗り換えたあとに一度だけ確認する

格安SIMへ乗り換えたら、それで完全に終わりというわけではありません。

最初の数か月は、実際の利用状況を確認してみましょう。

見るべき項目はシンプルです。

  • 毎月の請求額は想定通りか
  • データ容量は余りすぎていないか
  • 毎月データを追加購入していないか
  • 通話料金が高くなっていないか
  • 不要なオプションが残っていないか

たとえば10GBを契約したものの毎月2GBしか使っていなければ、さらに小さなプランへ変更できる可能性があります。

反対に、毎月容量不足になるなら、一段階大きなプランへ変更したほうが快適で安くなることもあります。

最初の契約を完璧にする必要はありません。

実際に使ってから少し調整すれば、自分に合った料金へ近づけることができます。

その後は年に1回確認すれば十分

自分に合った格安SIMを見つけたら、毎月他社の料金を調べる必要はありません。

節約のために毎日のように料金比較をしていては、時間という別のコストが増えてしまいます。

基本的には、年に1回程度、

  • データ使用量
  • 通話量
  • 契約中のオプション
  • 月額料金
  • 現在の使い心地

を確認すれば十分です。

生活が変わっていなければ、そのまま使い続ければよいでしょう。

在宅勤務になった、家族が増えた、電話を使うようになったなどの変化があれば、そのタイミングで調整します。

節約を続けるコツは、頻繁に乗り換えることではなく、今の契約が生活に合っているかを定期的に確認することです。

浮いたお金を「自分のためのお金」に変える

通信費を節約する目的は、スマホ料金を安くすることだけではありません。

本当に大切なのは、そこで浮いたお金を別のことに使えるようになることです。

毎月4,000円安くなったなら、その4,000円を、

  • 貯金する
  • 家族との外食に使う
  • 旅行資金にする
  • 趣味に使う
  • 余裕資金として将来のために活用する

ことができます。

通信会社へ何となく払い続けていたお金が、自分で使い道を選べるお金に変わります。

これこそ、固定費を見直す大きな意味です。

節約とは、お金を使わなくなることではありません。価値を感じない支出を減らし、価値を感じるところへお金を移すことです。

今日やることは「請求額を見る」だけでもいい

ここまで読んで、

「確認することが多くて大変そう」

と思った人もいるかもしれません。

その場合、今日すべてを終わらせる必要はありません。

まずはスマートフォンで、今月の請求明細を開いてみてください。

そして、

  • 毎月いくら払っているか
  • 何GBのプランなのか
  • どんなオプションが付いているか

この3つだけ確認してみましょう。

そこから、

「こんなに払っていたのか」

「このオプションは使っていない」

「20GBも契約しているのに3GBしか使っていない」

という発見があれば、それだけでも大きな一歩です。

通信費の節約は、格安SIMへ申し込むところから始まるのではありません。今、自分が何にいくら払っているのかを知るところから始まります。

まとめ

格安SIMを活用した通信費節約の最大の魅力は、一度見直せば、その効果が毎月続きやすいことです。

本書で紹介してきたポイントを振り返ると、やるべきことはシンプルです。

  • 現在の請求額を確認する
  • 自分のデータ使用量を知る
  • 通話量に合ったプランを選ぶ
  • 不要なオプションを外す
  • 自分に合った格安SIMを選ぶ
  • 乗り換え後に料金を確認する
  • その後は年に1回見直す

毎月の通信費が3,000円安くなれば、年間36,000円。

5年間なら18万円、10年間なら36万円です。

それを家族全員で実行すれば、節約効果はさらに大きくなる可能性があります。

しかし、一番大切なのは数字だけではありません。

スマートフォンの便利さを保ったまま、払う必要のないお金を減らすこと。

それが通信費見直しの目的です。

最安値を追い続ける必要も、毎月節約を意識し続ける必要もありません。

一度、自分の生活に合った料金へ整える。

そして、ときどき確認する。

それだけで十分です。

何もしなければ通信費は毎月自動的に引き落とされます。だからこそ、一度正しく見直せば、節約も毎月自動的に積み重なっていきます。

まずは今日、現在のスマホ料金を確認するところから始めてみてください。

その小さな行動が、これから何年も続く通信費の節約につながっていきます。

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