第27章 格安SIMでデータ容量を使い切らないためのスマホ設定術

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格安SIMで通信費を安くするためには、自分に合ったデータ容量を選ぶことが大切です。

しかし、せっかく小容量の安いプランを契約しても、スマートフォンが知らないうちに大量のデータ通信を行っていれば、月の途中で容量を使い切ってしまうことがあります。

「それほど動画を見ていないのに、なぜかギガが減っている」

「月末になると毎回データ容量が足りなくなる」

という人は、普段の使い方だけでなく、スマートフォンの設定そのものを見直してみましょう。

アプリの自動更新、写真のバックアップ、SNSの動画再生などは、設定によってモバイルデータ通信を消費する場合があります。

こうした通信をWi-Fi利用時だけに限定できれば、スマートフォンの便利さを大きく損なわずにデータ使用量を減らせます。

この章では、毎月のギガを無駄に消費しないために確認しておきたいスマートフォン設定をわかりやすく解説していきます。

まずはどのアプリがデータを使っているのか確認する

データ容量を節約したいなら、最初にやるべきことは何が通信量を消費しているのかを知ることです。

スマートフォンでは、アプリごとのモバイルデータ使用量を確認できる場合があります。

確認してみると、思っていたアプリとは別のものが大量に通信していることもあります。

たとえば、

  • 動画アプリ
  • SNS
  • 音楽配信アプリ
  • クラウドストレージ
  • 地図アプリ
  • ゲーム

などは、使い方によってデータ通信量が多くなることがあります。

特にSNSは注意が必要です。

本人は「写真を見ているだけ」のつもりでも、画面をスクロールするたびに動画が自動再生され、大量のデータを読み込んでいることがあります。

まず使用量の多いアプリを見つける。

そのうえで、そのアプリに節約設定がないか確認する。

原因がわかれば、むやみにスマホの利用を我慢する必要はありません。

アプリの自動更新はWi-Fi接続時だけにする

スマートフォンでは、インストールしているアプリの更新データが定期的に配信されます。

この更新ファイルは、アプリによっては大きな容量になることがあります。

さらに複数のアプリが同時に更新されれば、一度に大量のデータ通信が発生する可能性があります。

そこで確認したいのが、アプリの自動更新設定です。

可能であれば、

「Wi-Fi接続中のみ更新する」

という設定にしておきましょう。

これなら、自宅などのWi-Fi環境へ戻ったときに更新できます。

外出先で急に大量のデータ容量を消費する可能性を減らせます。

特にゲームアプリなどは更新容量が大きくなることもあるため、小容量の格安SIMを利用している人ほど確認しておきたい項目です。

写真や動画の自動バックアップを確認する

スマートフォンで撮影した写真や動画を、クラウド上へ自動保存している人も多いでしょう。

端末を紛失した場合などに備えられるため非常に便利ですが、設定によってはモバイルデータ通信を使ってアップロードすることがあります。

特に動画はファイルサイズが大きくなりやすいため注意が必要です。

たとえば旅行中に大量の写真や動画を撮影し、それらが次々とモバイル回線経由でバックアップされれば、短期間でかなりのデータ容量を使うことがあります。

そこで、写真や動画のバックアップ設定を確認し、必要に応じて、

Wi-Fi接続中のみバックアップする

ように設定します。

これなら、撮影そのものを我慢する必要はありません。

自宅へ戻ってWi-Fiに接続したときにまとめて保存できます。

大きなファイルはWi-Fiで送る。

この習慣だけでもデータ容量の節約につながります。

SNSや動画アプリの自動再生を見直す

データ通信量を使いやすい代表的な機能が、動画の自動再生です。

SNSを開くと、画面をスクロールするだけで動画が次々と流れることがあります。

本人は動画を見るつもりがなくても、アプリ側ではデータを読み込んでいることがあります。

そのため、SNSや動画アプリの設定に、

  • 動画を自動再生しない
  • Wi-Fi接続時だけ自動再生する
  • データ節約モードを利用する
  • 画質を自動または低めにする

といった項目があれば、必要に応じて変更してみましょう。

特に外出中にSNSを見る時間が長い人は、この設定変更だけで通信量が変わる可能性があります。

動画を見ないことより、見たい動画だけ通信する設定にすることが無理のない節約につながります。

バックグラウンド通信を必要なアプリだけに絞る

スマートフォンのアプリは、画面上で使用していないときでも通信することがあります。

これをバックグラウンド通信と呼びます。

たとえば、

  • メールを受信する
  • SNSの新着情報を更新する
  • クラウドとデータを同期する
  • ニュース情報を取得する

といった処理が裏側で行われる場合があります。

一つひとつの通信量は小さくても、多くのアプリが常に通信していれば、積み重なってデータ容量を消費します。

そこで、ほとんど使っていないアプリについては、バックグラウンド通信を制限できないか確認してみましょう。

ただし、すべてを無効にする必要はありません。

メッセージアプリなど、すぐに通知を受け取りたいものまで制限すると不便になる場合があります。

必要なアプリは残し、使っていないアプリだけ通信を減らすという考え方がおすすめです。

データ節約モードを活用する

スマートフォンには、モバイルデータ通信量を抑えるための機能が用意されている場合があります。

Androidではデータセーバーに相当する機能、iPhoneでは省データモードに相当する設定などが利用できる場合があります。

こうした機能を有効にすると、バックグラウンド通信などを抑え、データ使用量を減らしやすくなります。

毎月の容量がぎりぎりになりやすい人には便利です。

また、月末に残りのデータ容量が少なくなったときだけ利用する方法もあります。

たとえば月10GBのプランで、25日時点で残り1GBしかないなら、そこからデータ節約機能を有効にして月末まで乗り切るという使い方もできます。

常に節約モードにする必要はなく、必要なときだけ使うこともできます。

自分のデータ残量に応じて柔軟に活用しましょう。

データ使用量の警告や上限通知を設定する

データ容量を使い切ってしまう人の中には、月末になって初めて残量が少ないことに気づく人もいます。

そこで便利なのが、データ使用量の通知です。

端末や通信会社のアプリによっては、一定量を使用した段階で通知を出せる場合があります。

たとえば月10GBのプランなら、

  • 5GB利用時に一度確認する
  • 8GB利用時に警告を出す
  • 残量が少なくなったら通知を受け取る

といった使い方ができます。

早めに気づけば、

「今月は少し動画を控えよう」

「残りの期間はWi-Fi中心で使おう」

という調整ができます。

データ容量は、使い切ってから対策するより、減っている途中で気づくほうが管理しやすくなります。

まとめ

格安SIMで小容量の安いプランを利用するなら、スマートフォン側の設定も合わせて見直すことが効果的です。

特に確認しておきたいのは、

  • アプリごとのデータ使用量
  • アプリの自動更新
  • 写真や動画の自動バックアップ
  • SNSや動画の自動再生
  • バックグラウンド通信
  • データ節約機能
  • データ残量の通知

です。

これらを調整すれば、動画やSNSを完全にやめなくても、無駄な通信を減らせます。

通信費節約で大切なのは、スマートフォンを不便な道具にすることではありません。

自分が必要としていない通信だけを止め、必要な通信にはデータ容量を使うことです。

たとえば、外出中に知らないうちにアプリが更新されるより、自宅のWi-Fiで更新したほうが合理的です。

写真のバックアップも同じです。

自動通信を少し整理するだけで、これまで10GB必要だと思っていた人が、より小さな料金プランへ変更できる可能性もあります。

ギガを節約する最も簡単な方法は、「スマホを使わないこと」ではなく、「通信するタイミングを選ぶこと」です。

次章では、特にデータ容量を消費しやすいYouTube・SNS・動画視聴でギガを節約する具体的な方法をさらに詳しく解説していきます。

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