
スマホ代を節約するとき、データ通信料だけでなく通話料も見直すと、毎月の支出をさらに抑えやすくなります。
特に家族や友人との電話が多い人は、通常の電話だけを使っていると、気づかないうちに通話料金が積み重なっていることがあります。
そこで活用したいのが、LINEをはじめとしたインターネット回線を利用する通話機能です。
相手も同じサービスを使っていれば、通常の音声通話とは別の仕組みで会話できるため、通話料を抑えやすくなります。
ただし、無料通話だからといって何も考えずに使えばよいわけではありません。
通信環境やデータ容量、相手によっては通常の電話を使ったほうが便利な場面もあります。
この章では、LINE通話などを上手に使い分けながら、無理なく通話料を節約する方法を解説していきます。
通常の電話とLINE通話は仕組みが違う
まず理解しておきたいのは、通常の電話とLINE通話では通信の仕組みが異なるということです。
通常の電話は、通信会社が提供する音声通話サービスを使って相手の電話番号へ発信します。
一方、LINE通話などは、インターネット回線を使って音声をやり取りします。
そのため、LINE通話そのものに通常の音声通話料が発生するわけではありません。
ただし、モバイル回線で利用している場合は、インターネット通信としてデータ容量を使用します。
つまり、
「無料通話=通信が完全に無料」ではなく、「通常の電話料金がかかりにくい通話方法」
と考えるとわかりやすいでしょう。
自宅のWi-Fiにつないで利用すれば、スマホ契約側のデータ容量もほとんど気にせず使いやすくなります。
家族や友人との長電話は無料通話と相性がよい
LINE通話などを活用しやすいのは、家族や友人との電話です。
たとえば、
- 離れて暮らす家族と長く話す
- 友人と週末に長電話をする
- 夫婦で帰宅時間を連絡する
- 子どもと連絡を取り合う
といった場面です。
通常の電話で毎週長時間話している場合、通話料金は積み重なる可能性があります。
その部分をLINE通話などへ切り替えられれば、通話料を抑えやすくなります。
特に、自宅のWi-Fi環境で利用すれば、データ容量もほとんど気にせず長時間話せます。
「親しい相手との長電話はインターネット通話」
という習慣をつけるだけでも、かけ放題オプションが不要になる人がいるかもしれません。
通常の電話が必要な相手とは使い分ける
LINE通話が便利だからといって、すべての電話を置き換えられるわけではありません。
たとえば、
- 病院
- 学校
- 役所
- 銀行
- 飲食店
- 美容院
- 勤務先や取引先
などへ連絡するときは、通常の電話番号へ発信するケースが多くなります。
また、相手がLINEなどを利用していなければ、そのサービスで通話することはできません。
そのため、
家族や友人にはLINE通話、お店や仕事関係には通常通話
というように使い分けるのがおすすめです。
すべてを一つの方法に統一しようとする必要はありません。
無料通話を利用できる場面だけ置き換えるだけでも、通話料を減らす効果は期待できます。
Wi-Fiを利用すればデータ容量も節約できる
LINE通話などはインターネット通信を利用するため、モバイル回線で長時間使えばデータ容量を消費します。
短い音声通話だけなら極端に大量のデータを使うとは限りませんが、ビデオ通話になると通信量が増えやすくなります。
そこで、自宅や職場など信頼できるWi-Fi環境では、Wi-Fiにつないで通話することを意識しましょう。
特に、
- 長時間の音声通話
- 家族とのビデオ通話
- 複数人でのグループ通話
をする場合は、Wi-Fiを利用すると安心です。
これにより、通常の通話料を抑えながら、スマホ契約側のデータ容量の消費も減らしやすくなります。
通話料とデータ通信量の両方を意識することが、格安SIMを上手に使うコツです。
ビデオ通話は音声通話よりデータを使いやすい
LINEなどでは、顔を見ながら話せるビデオ通話も利用できます。
離れて暮らす家族や友人との会話では非常に便利ですが、音声だけの通話よりデータ通信量が増えやすい点には注意が必要です。
たとえば外出先で長時間ビデオ通話をすると、思った以上にデータ容量を消費することがあります。
小容量の格安SIMを契約している人が毎日のようにビデオ通話をすれば、月の途中でデータ容量を使い切ってしまう可能性もあります。
そのため、
長時間のビデオ通話はできるだけWi-Fi環境で行う
のがおすすめです。
外出先では音声通話、自宅ではビデオ通話という使い分けをすると、データ容量を管理しやすくなります。
「無料だから何時間使っても問題ない」と考えるのではなく、通信に使うデータも意識しておきましょう。
通信環境が悪いと音質が不安定になることがある
インターネット通話には、通常の電話とは異なる弱点もあります。
通信環境が不安定だと、
- 相手の声が途切れる
- 音声が遅れて聞こえる
- 突然通話が切れる
- ビデオ映像が止まる
といったことが起こる場合があります。
特に、電波の弱い場所や混雑している通信環境では、会話しにくくなることがあります。
友人との雑談なら多少の音声の乱れは気にならないかもしれません。
しかし、仕事上の重要な連絡や緊急性の高い電話では、安定した通常通話を選んだほうがよい場面もあります。
安さだけではなく、会話の重要度に応じて通話方法を選ぶことも大切です。
無料通話を活用すればかけ放題を見直せる可能性がある
すでにかけ放題オプションへ加入している人は、一度自分の通話内容を分けてみましょう。
たとえば、月の通話の大半が家族や友人との会話で、その相手とはLINE通話を利用できるとします。
その場合、通常の電話で必要なのは、病院やお店への短い連絡程度になるかもしれません。
すると、完全かけ放題ではなく、短時間かけ放題へ変更したり、通話オプションそのものを外したりできる可能性があります。
たとえば、かけ放題を見直すことで毎月700円安くなったとすれば、
700円 × 12か月 = 8,400円
の節約です。
スマホ料金では、このような小さな固定費が何年も続きます。
「無料通話を使える相手がどれくらいいるか」を確認するだけでも、通話プランを見直すきっかけになります。
まとめ
LINEなどのインターネット通話を上手に活用すると、通常の音声通話にかかる料金を抑えやすくなります。
特に、家族や友人との長電話は無料通話へ切り替えやすい部分です。
使い分けの基本は、
- 家族や友人との会話:LINEなどのインターネット通話
- 病院や店舗への連絡:通常の電話
- 長時間のビデオ通話:できるだけWi-Fi環境
- 重要な連絡:通信状況に応じて安定した方法を選ぶ
という考え方です。
無料通話を活用することで、完全かけ放題から短時間かけ放題へ変更できたり、通話オプション自体が不要になったりする可能性もあります。
ただし、インターネット通話は通信環境の影響を受けるため、すべての電話を無理に置き換える必要はありません。
無料で使えるところだけ無料通話へ移し、必要な場面では通常通話を使う。
この柔軟な使い分けが、ストレスを増やさずに通話料を下げるポイントです。
通信費の節約では、大きな我慢をするより、毎月少しずつ発生している不要な料金を減らすほうが長続きします。
そして、格安SIMへ乗り換える際には、必ずしもスマートフォン本体まで買い替える必要はありません。
次章では、今使っているスマホをそのまま利用して格安SIMへ乗り換える方法を詳しく解説していきます。

