第13章 格安SIMの通信速度はどれくらい重要?昼休みや通勤時間の注意点

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格安SIMを選ぶとき、料金と同じくらい気になるのが通信速度です。

「格安SIMは遅いと聞いたことがある」

「昼休みになるとネットが使えなくなるのでは?」

「動画を見るなら大手キャリアのほうがいいの?」

このような不安を持っている人も多いでしょう。

確かに、格安SIMの中には、時間帯によって通信速度が低下しやすいサービスがあります。

しかし、すべての人が高速通信を必要としているわけではありません。

LINEやメール、Web検索が中心なら、多少速度が低下しても不便を感じない場合があります。

反対に、外出先で動画を頻繁に見たり、仕事で大容量ファイルを扱ったりする人にとっては、通信速度が非常に重要になります。

この章では、格安SIMの通信速度をどこまで重視すべきなのかを、実際の利用場面をイメージしながら解説していきます。

通信速度は「速ければ速いほど良い」とは限らない

通信速度の数字を見ると、つい速いサービスほど優れているように感じます。

しかし、スマートフォンを快適に使うために、常にものすごく速い通信速度が必要なわけではありません。

たとえば、

  • LINEでメッセージを送る
  • メールを確認する
  • ニュースを読む
  • 天気予報を確認する
  • 地図を調べる
  • Web検索をする

といった使い方なら、大容量の動画を視聴する場合ほど高速通信を必要としません。

つまり、重要なのは最高速度の数字ではなく、

「自分が普段使うサービスをストレスなく利用できるか」

ということです。

自宅ではWi-Fiを利用し、外出中はLINEや検索程度という人であれば、通信速度より料金を優先しても満足できる可能性があります。

一方で、外出先でも動画をたくさん見るなら、料金だけでなく速度も重視したほうがよいでしょう。

昼休みは通信速度が低下しやすい時間帯

格安SIMの通信速度について特に注意したいのが、昼休みの時間帯です。

昼休みになると、多くの人が一斉にスマートフォンを使い始めます。

ニュースを見たり、SNSをチェックしたり、動画を見たりする人が増えるため、通信回線が混雑しやすくなります。

特に一部のMVNOでは、利用できる通信設備の容量に対してアクセスが集中すると、普段より速度が低下する場合があります。

その結果、

  • Webページの表示が遅い
  • 画像がなかなか表示されない
  • SNSの動画が止まる
  • 動画の画質が自動的に下がる

といったことが起こる可能性があります。

ただし、同じ格安SIMでも地域や利用者数、設備状況などによって体感速度は変わります。

「格安SIMだから必ず昼に遅くなる」というわけではありません。

昼休みにスマホをよく使う人は、契約前に速度に関する情報を確認しておくと安心です。

朝夕の通勤時間も混雑しやすい

昼休みだけではなく、朝夕の通勤・通学時間帯も通信が混雑しやすくなります。

電車やバスの中を見渡すと、多くの人がスマートフォンを操作しています。

朝はニュースやSNSを確認し、夕方は動画や音楽を楽しむ人も多いでしょう。

同じエリアで多数の人が同時に通信すると、状況によっては速度が低下することがあります。

特に、

  • 通勤中に動画を毎日見る
  • 電車内でオンラインゲームをする
  • 移動中にビデオ会議へ参加する
  • 仕事のファイルを頻繁に送受信する

という人は、通信速度や安定性を重視したほうがよいでしょう。

反対に、通勤中は音楽を事前ダウンロードして聴き、LINEを少し確認するだけなら、高速通信へのこだわりはそれほど必要ないかもしれません。

重要なのは、自分が通信の混雑時間に何をしているのかを考えることです。

動画を見る人は通信速度の影響を受けやすい

通信速度の差を感じやすい代表的なサービスが動画です。

文字中心のWebサイトであれば、通信速度が多少低下しても数秒待つ程度で済むことがあります。

しかし動画の場合、通信速度が十分でなければ、

「途中で止まる」

「画質が荒くなる」

「再生が始まるまで時間がかかる」

といった不便につながります。

特に高画質な動画ほど、多くのデータを継続的に受信する必要があります。

そのため、外出先でYouTubeや動画配信サービスを頻繁に見る人は、格安SIM選びで通信速度を重視する価値があります。

一方、自宅のWi-Fiで動画を見ることがほとんどなら、スマホ回線の速度にそこまでこだわる必要はないかもしれません。

動画を「見るかどうか」だけでなく、「どこで見るか」まで考えると、自分に必要な通信品質がわかりやすくなります。

最高速度の数字だけで比較しない

通信サービスの案内を見ると、非常に大きな最大通信速度が記載されていることがあります。

しかし、ここで注意したいのが「最大」という言葉です。

通信速度は、

  • 利用している場所
  • 時間帯
  • 利用者の多さ
  • 電波状況
  • スマートフォンの機種
  • 接続している回線

などによって変化します。

そのため、カタログ上の最大速度がそのまま普段の速度になるわけではありません。

最大速度が非常に速くても、混雑する時間帯に速度が大きく低下する可能性もあります。

格安SIMを比較するときには、公式の最大速度だけではなく、実際の利用環境でどの程度使いやすいのかも確認しましょう。

最高記録より、毎日安定して使えるかどうか。

スマートフォンではこちらのほうが重要です。

速度に関する口コミは条件を確認して読む

格安SIMを検討するとき、利用者の口コミを参考にする人も多いでしょう。

口コミには実際の使用感が書かれているため、参考になる情報もあります。

ただし、

「速かった」

「遅すぎて使えなかった」

という感想だけで判断するのは危険です。

通信速度は利用環境によって変化するからです。

たとえば、東京の昼休みに使った人と、地方都市の夜に使った人では、同じサービスでも体感が異なることがあります。

口コミを見るときは、

  • どの地域で使ったのか
  • 何時ごろ使ったのか
  • 何をして遅いと感じたのか
  • どの端末を使ったのか

といった条件まで確認すると参考にしやすくなります。

また、ひとつの口コミだけではなく、複数の情報を見比べることも大切です。

通信速度は「誰かが遅いと言ったから遅い」のではなく、自分の生活環境で快適かどうかが重要なのです。

速度より料金を優先してよい人もいる

通信速度にこだわる必要がない人もいます。

たとえば、

  • 自宅と職場ではWi-Fiを使う
  • 外ではLINEと検索が中心
  • 動画は家でしか見ない
  • スマホゲームをほとんどしない
  • 大容量ファイルを扱わない

という人です。

このような使い方なら、通信速度を最優先にするより、月額料金やデータ容量を重視したほうが家計にはメリットが大きい場合があります。

毎月500円安くなるサービスを選べば、年間では6,000円です。

多少速度に差があっても普段の使い方で困らないのであれば、その6,000円を節約できることには十分な価値があります。

反対に、仕事で常に高速通信が必要な人なら、月数百円の差よりも通信の安定性を優先するほうが合理的です。

「速さ」と「安さ」のどちらを優先するかは、その人のスマホの使い方によって変わります。

まとめ

格安SIMを選ぶとき、通信速度は重要な比較項目のひとつです。

特に、

  • 昼休みにスマホをよく使う
  • 通勤・通学中に動画を見る
  • オンラインゲームをする
  • 外出先で仕事の通信を行う
  • テザリングを頻繁に利用する

という人は、料金だけでなく通信速度や安定性もしっかり確認しておきましょう。

一方で、自宅や職場ではWi-Fiを使い、外出先ではLINEや検索が中心なら、通信速度の差をそれほど感じない可能性もあります。

また、公式サイトに掲載されている最大速度は、日常生活で常に出る速度を意味するものではありません。

地域や時間帯、回線の混雑状況などによって通信速度は変化します。

格安SIM選びで本当に大切なのは、「一番速い回線」を探すことではありません。

自分がスマホを使う場所と時間帯で、必要なことが快適にできる通信サービスを選ぶことです。

動画をほとんど見ない人に超高速通信は必要ないかもしれません。

反対に、仕事や動画視聴で通信を頻繁に使う人なら、多少料金が高くても安定性を重視する価値があります。

自分に必要な通信速度がわかれば、「安いけれど不便だった」という失敗を避けやすくなります。

そして、データ通信と同じように料金差が出やすいのが電話の使い方です。

次章では、電話をよく利用する人が確認しておきたい「かけ放題」の選び方を詳しく見ていきます。

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