第17章 SIMロック・対応端末・周波数を簡単に確認する方法

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今使っているスマートフォンをそのまま格安SIMで利用したい場合、申し込み前に確認しておきたいポイントがあります。

それが、SIMロック・対応端末・周波数です。

この3つは少し専門的に聞こえるため、

「難しそうだから新しいスマホを買ったほうがいいのでは?」

「よくわからないから、今の通信会社を使い続けよう」

と思ってしまう人もいるでしょう。

しかし、すべての仕組みを専門家のように理解する必要はありません。

実際には、確認する場所と順番さえ知っていれば、それほど難しい作業ではありません。

この章では、今使っているスマートフォンを格安SIMで利用できるかどうかを判断するために、何を確認すればよいのかを順番に解説します。

最初に確認するのはSIMロックの有無

まず確認したいのが、スマートフォンにSIMロックが設定されているかどうかです。

SIMロックとは、特定の通信会社のSIMカードなどを利用することを前提として端末側に設定されている制限です。

端末の購入時期や購入方法によっては、この制限がないスマートフォンもあります。

一方、以前に通信会社から購入した端末では、SIMロックの状態を確認したほうがよい場合があります。

SIMロックがかかった状態で別の通信会社へ乗り換えると、SIMカードを入れ替えても利用できないケースがあります。

そのため、

  • どこで購入したスマートフォンなのか
  • SIMロックが設定されているのか
  • 必要であれば解除できるのか

を確認しておきましょう。

スマートフォン本体の設定画面から確認できる機種もあります。

わからない場合は、購入した通信会社の公式サポート情報を確認する方法もあります。

最初にSIMロックを確認しておけば、「SIMを入れたのにつながらない」という失敗を防ぎやすくなります。

次に格安SIMの動作確認端末一覧を見る

SIMロックの状態を確認したら、次に乗り換えたい格安SIMの公式サイトを開きます。

そこで探したいのが、動作確認端末一覧です。

通信会社によって名称は多少異なりますが、対応しているスマートフォンを検索できるページが用意されていることがあります。

ここで、自分の機種を検索してみましょう。

確認するときは、単に「iPhone」や「Android」といった大きなくくりだけでは不十分です。

できれば、

  • 正式な機種名
  • 型番
  • 購入元
  • SIMカードへの対応
  • eSIMへの対応

まで確認しましょう。

同じ機種名でも、販売元によって仕様が異なることがあるためです。

動作確認一覧に自分の端末が掲載されていれば、利用できる可能性を判断しやすくなります。

自分で周波数を細かく調べる前に、まず公式の動作確認情報を見る。

これがもっとも簡単な確認方法です。

「動作確認済み」でも使える機能まで確認する

動作確認端末一覧に機種名が載っていたからといって、そこで確認を終わらせないようにしましょう。

端末によっては、一部の機能について条件がある場合があります。

たとえば、

  • 音声通話
  • SMS
  • データ通信
  • テザリング
  • 5G通信
  • eSIM

などです。

「データ通信はできるが、一部機能には制限がある」といったケースも考えられます。

特にテザリングを仕事で使う人や、eSIMで契約したい人は注意が必要です。

自分が利用したい機能について、対応欄を確認しておきましょう。

「そのスマホが使えるか」だけでなく、「自分が使いたい機能まで使えるか」を確認することが大切です。

周波数は「スマホと回線の相性」を見るためのもの

格安SIMについて調べていると、周波数帯バンドという言葉を目にすることがあります。

ここで急に難しく感じる人も多いでしょう。

しかし、基本的な考え方だけならそれほど難しくありません。

スマートフォンは、通信会社が利用しているさまざまな電波の周波数を使って通信します。

そして端末側も、その周波数に対応している必要があります。

イメージとしては、ラジオを考えるとわかりやすいでしょう。

受信機がその周波数に対応していなければ、目的の放送をうまく受信できません。

スマートフォンも似たような考え方で、通信会社が使う周波数と端末の対応状況に相性があります。

対応する周波数が少ないと、場所によっては電波をつかみにくくなる可能性があります。

ただし、初心者が最初から周波数一覧をすべて比較する必要はありません。

まず公式の動作確認端末一覧を利用し、必要な場合だけ周波数まで確認するという順番で十分です。

中古スマホや海外モデルは特に慎重に確認する

周波数や対応状況について特に注意したいのが、中古端末や海外で購入したスマートフォンです。

国内で一般的に販売されている端末であれば、日本の通信環境を想定した仕様になっていることが多いでしょう。

しかし海外モデルでは、同じ商品名でも日本向けモデルとは対応する通信方式などが異なる場合があります。

また中古スマホでは、

  • 以前どの通信会社で使われていたか
  • どのモデルなのか
  • SIMロックの状態
  • 端末の利用状態

なども確認しておいたほうが安心です。

中古端末が安く販売されていると、節約のために魅力的に感じるでしょう。

しかし、格安SIMでうまく利用できなければ、結果として買い直すことになるかもしれません。

端末価格の安さだけでなく、自分が利用する通信サービスとの相性まで確認することが大切です。

5G対応だけを理由に端末を買い替える必要はない

通信サービスを選んでいると、5G対応という言葉もよく目にします。

そのため、

「5G非対応のスマホでは格安SIMが使えないのでは?」

と思う人もいるかもしれません。

しかし、格安SIMを利用する目的が日常的なWeb検索、LINE、SNS、音楽などであれば、必ずしも5G対応だけを理由に端末を買い替える必要はありません。

重要なのは、今の端末で必要な通信が問題なくできるかどうかです。

たとえば、

  • バッテリーに問題がない
  • 必要なアプリが使える
  • セキュリティ更新を受けられる
  • 乗り換え先の通信に対応している

のであれば、そのまま使うことも選択肢になります。

通信費を安くするために乗り換えるのに、必要のない最新端末を購入して数万円から十万円以上使ってしまえば、節約効果が小さくなってしまいます。

新しい機能があるかではなく、自分が必要としている機能が使えるかで判断しましょう。

確認は「SIMロック→動作確認→周波数」の順番が簡単

ここまでの内容を見て、まだ少し難しく感じている人もいるかもしれません。

その場合は、次の順番だけ覚えておけば十分です。

1.SIMロックの状態を確認する

まず、今の端末が他社のSIMを利用できる状態なのかを確認します。

2.乗り換え先の動作確認端末一覧を見る

自分のスマートフォンが掲載されているかを確認します。

3.必要な場合だけ周波数を確認する

動作確認情報が見つからない端末や海外モデルなどを使う場合は、対応周波数について詳しく調べます。

この順番なら、最初から難しい周波数表とにらめっこする必要はありません。

多くの場合、公式の対応端末情報を見るだけで判断材料を得られます。

わからないことを全部理解してから乗り換えるのではなく、必要な項目だけ順番に確認する。

これが格安SIMへの乗り換えを難しく感じないコツです。

まとめ

今のスマートフォンをそのまま格安SIMで利用するためには、SIMロック・対応端末・周波数を確認しておくことが大切です。

ただし、最初から専門的な周波数の知識を身につける必要はありません。

基本的には、

  • SIMロックの状態を確認する
  • 乗り換え先の動作確認端末一覧を見る
  • 使いたい機能まで対応しているか確認する
  • 必要な場合のみ対応周波数を確認する

という流れで進めれば十分です。

特に中古端末や海外モデルを使っている場合は、国内で一般的に販売されている端末より慎重に確認しましょう。

一方、今のスマートフォンが問題なく対応しているのであれば、端末を買い替えずに通信契約だけを変更できます。

それによって、格安SIMへの乗り換え時に余計な端末代を支払わずに済みます。

格安SIMで節約するときは、「安い通信会社を探すこと」だけでなく、「今持っているものをそのまま活かすこと」も立派な節約です。

端末の対応状況が確認できれば、乗り換え準備はさらに一歩前進します。

そして次に重要になるのが、現在使っている電話番号を変えずに他社へ乗り換える方法です。

次章では、電話番号をそのまま引き継げるMNPの基本と、手続きをスムーズに進めるためのポイントを解説していきます。

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