第8章 格安SIM:月3GB・10GB・20GB・大容量、どのプランを選ぶべきか

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格安SIMを比較していると、3GB、10GB、20GB、30GBなど、さまざまなデータ容量のプランが出てきます。

選択肢が多いのは便利ですが、初めて格安SIMを選ぶ人にとっては、

「結局、自分は何GBを選べばいいの?」

と迷いやすいポイントでもあります。

データ容量は、大きければ大きいほど安心ではありますが、そのぶん料金が高くなる可能性があります。

反対に、安さを優先して小さすぎる容量を選ぶと、月の途中でデータを使い切り、速度制限や追加購入に悩まされるかもしれません。

大切なのは、一番安い容量を選ぶことではなく、自分の使い方にちょうどいい容量を選ぶことです。

この章では、3GB、10GB、20GB、大容量プランがそれぞれどのような人に向いているのかを、具体的な利用シーンとあわせて解説していきます。

月3GB前後はWi-Fi中心の人に向いている

月3GB前後のプランは、スマートフォンのデータ通信をそれほど多く使わない人に向いています。

たとえば、

  • 自宅ではWi-Fiを使う
  • 職場にもWi-Fiがある
  • 外出先ではLINEやメールが中心
  • ネット検索をする程度
  • 地図アプリをときどき使う
  • 外では動画をほとんど見ない

という人です。

このような使い方であれば、3GB程度でも十分に収まる可能性があります。

特に、自宅にいる時間が長い人や、スマートフォンを連絡手段として使うことが多い人は、小容量プランと相性がよいでしょう。

一方で、SNSの動画を頻繁に見たり、通勤中に動画配信サービスを利用したりすると、3GBでは足りなくなることがあります。

3GBプランは「スマホをあまり使わない人向け」ではなく、「モバイル回線をあまり使わない人向け」と考えるとわかりやすいでしょう。

月10GB前後はほどほどに外でも使う人に向いている

3GBでは少し不安だけれど、大容量までは必要ない。

そのような人に使いやすいのが、10GB前後のプランです。

たとえば、

  • 通勤中にSNSを見る
  • 外出先で音楽を聴く
  • 短い動画をときどき見る
  • 地図アプリを頻繁に使う
  • 外でもニュースやWebサイトを見る

といった使い方が中心なら、10GB前後がひとつの目安になります。

自宅ではWi-Fiを使うものの、外出する時間も長いという人にとっては、使いやすい容量です。

3GBでは毎月ぎりぎりになる人でも、10GB程度あれば余裕を持って使えることがあります。

ただし、毎日のように高画質の動画を長時間見る場合は、10GBでも足りなくなる可能性があります。

「外でもスマホは使うけれど、動画漬けではない」という人には、バランスのよい容量といえるでしょう。

月20GB前後は動画やSNSをよく使う人に向いている

月20GB前後になると、外出先でもある程度積極的にスマートフォンを使う人向けになってきます。

たとえば、

  • 通勤や通学中に動画を見る
  • SNSを長時間利用する
  • 外出先で音楽をよく聴く
  • ビデオ通話をすることがある
  • テザリングをときどき利用する

といった人です。

20GB程度あれば、3GBや10GBよりもデータ残量を気にせず使いやすくなります。

特に、スマートフォンを娯楽にも仕事にも使う人にとっては、安心感のある容量です。

ただし、20GBあれば何をしても大丈夫というわけではありません。

高画質動画を毎日何時間も見たり、パソコンの通信を頻繁にテザリングでまかなったりすると、20GBを超えることもあります。

それでも、日常的なスマホ利用とある程度の動画視聴を両立したい人には、価格と使いやすさのバランスを取りやすい容量です。

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大容量プランは自宅にWi-Fiがない人にも選択肢になる

30GB以上の大容量プランや、データを多く使えるプランが向いているのは、モバイル通信への依存度が高い人です。

たとえば、

  • 自宅に固定回線がない
  • 外出先で長時間動画を見る
  • テザリングを頻繁に利用する
  • 仕事で大容量のデータを扱う
  • スマートフォンを主なインターネット回線として使う

といった人です。

このような使い方では、小容量プランを選んで何度もデータを追加するより、最初から大容量プランを選んだほうが便利な場合があります。

ただし、大容量プランを選ぶ前に一度確認してほしいことがあります。

それは、本当に毎月それだけのデータ容量を使っているのかということです。

「何となく安心だから」という理由だけで大容量プランにしてしまうと、使わない容量のために毎月高い料金を払うことになります。

毎月30GB契約しているのに、実際の使用量が8GB程度なら、見直す余地はかなり大きいでしょう。

平均使用量より少し余裕を持たせるのがコツ

最適な容量を選ぶときは、過去数か月の平均使用量を確認し、それより少し余裕のあるプランを選ぶのがおすすめです。

たとえば、過去3か月の使用量が、

  • 6.2GB
  • 7.5GB
  • 6.8GB

だったとします。

この場合、5GB前後のプランでは毎月足りなくなる可能性があります。

一方で、20GBや30GBまで必要とは限りません。

10GB程度の選択肢があれば、余裕を持ちながら無駄を抑えられる可能性があります。

重要なのは、

「使える容量を最大化すること」ではなく、「不足しない範囲で料金を最小化すること」

です。

格安SIMの節約でありがちな失敗は、安さを追求しすぎて容量を削りすぎることです。

毎月データ残量を気にしながら生活するようになってしまえば、節約による満足感も薄れてしまいます。

少し余裕を残した容量を選ぶことで、無理なく節約を続けやすくなります。

データ追加料金まで含めて比較する

料金プランを比較するときは、基本料金だけを見るのではなく、データ容量を使い切ったあとの条件も確認しておきましょう。

容量を使い切った場合の対応は、サービスによって異なります。

主に、

  • 一定の速度まで通信速度が制限される
  • 追加データを購入できる
  • 翌月まで低速のまま利用する

といったケースがあります。

たとえば、月額料金が数百円安いプランでも、毎月追加データを購入していたら、結果的に上位プランより高くなることがあります。

仮に月5GBのプランを契約していて、毎月2GBを追加購入しているのであれば、最初から10GB前後のプランを選んだほうが安くなる可能性があります。

プラン料金だけでなく、実際に1か月使った場合の総額を見ることが重要です。

節約の目的は、広告に書かれた最安料金を契約することではありません。

毎月の支払総額を減らすことです。

迷ったら最初は変更しやすいプランを選ぶ

どうしても自分に必要な容量がわからない場合は、契約後に容量変更しやすいサービスを選ぶ方法もあります。

たとえば最初は10GBで契約し、実際に使ってみて、毎月3GB程度しか使わないのであれば翌月以降に小容量へ変更します。

反対に、毎月9GB以上使っていてぎりぎりなら、もう少し大きな容量へ変更します。

このように、

最初から完璧なプランを当てようとしなくてもよい

と考えると、格安SIM選びはかなり気楽になります。

重要なのは、一度契約したプランを何年も放置しないことです。

生活スタイルが変われば、必要なデータ容量も変わります。

在宅勤務になってWi-Fi利用が増えれば、データ容量を減らせるかもしれません。

反対に、通勤時間が長くなり、外出先で動画を見るようになれば、容量を増やしたほうが快適になることもあります。

料金プランは、一生同じものを使い続ける契約ではなく、その時点の生活に合わせて調整するものと考えましょう。

まとめ

格安SIMのデータ容量を選ぶときは、数字の大きさだけで判断する必要はありません。

大まかな目安としては、

  • 3GB前後:Wi-Fi中心で、外ではLINEや検索程度
  • 10GB前後:外でもSNSや音楽、短い動画を楽しむ
  • 20GB前後:外出先でも動画やSNSを積極的に使う
  • 大容量:動画、テザリング、自宅回線代わりなどで大量通信をする

というイメージで考えることができます。

ただし、これはあくまで目安です。

本当に参考にすべきなのは、自分自身の過去数か月のデータ使用量です。

そして、平均使用量より少し余裕のある容量を選べば、使い勝手を大きく落とさずに通信費を抑えやすくなります。

大容量だからお得なのではありません。自分が使い切れる容量だからこそ、お得なのです。

毎月データが大量に余っているなら、その余りは料金を見直せるサインかもしれません。

反対に、毎月追加データを購入しているなら、容量を増やしたほうが結果的に安くなる場合があります。

自分に合ったデータ容量が見えてきたら、次に考えたいのがWi-Fiとの組み合わせです。

自宅にWi-Fiがある人は、その使い方を少し工夫するだけで、さらに小さなプランへ変更できる可能性があります。

<次章>
第9章 格安SIM:自宅にWi-Fiがある人ほど通信費を安くできる理由

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第1章 なぜスマホ代は毎月こんなに高くなるのか
第2章 格安SIMに変えるだけで年間いくら節約できるのか
第3章 そもそも格安SIMとは?大手キャリアとの違いをわかりやすく解説
第4章 「安い=つながらない」は本当?格安SIMのメリットとデメリット
第5章 格安SIMに向いている人・向いていない人
第6章 格安SIMを選ぶときにまず確認したい「自分が毎月何GB使っているか」
第7章 通話時間を確認すれば格安SIMの最適な料金プランが見えてくる
第8章 格安SIM:月3GB・10GB・20GB・大容量、どのプランを選ぶべきか
第9章 格安SIM:自宅にWi-Fiがある人ほど通信費を安くできる理由
第10章 大手キャリアから格安SIMへ乗り換える前に確認しておくこと
第11章 格安SIM選びで失敗しないための5つのチェックポイント
第12章 格安SIMを月額料金だけで選ぶと損をする理由
第13章 格安SIMの通信速度はどれくらい重要?昼休みや通勤時間の注意点
第14章 格安SIM:電話をよく使う人が確認したい「かけ放題」の選び方
第15章 格安SIMでLINE通話や無料通話を活用して通話料を節約する方法
第16章 今のスマホをそのまま使って格安SIMに乗り換える方法
第17章 SIMロック・対応端末・周波数を簡単に確認する方法
第18章 格安SIMへ電話番号を変えずに乗り換えるMNPの基本
第19章 格安SIMはeSIMなら乗り換えがもっと簡単になる
第20章 格安SIMへの申し込みから開通までの具体的な流れ
第21章 格安SIM乗り換えで初心者がつまずきやすいAPN設定を解説
第22章 キャリアメールを使っている人が格安SIM乗り換え前にやるべきこと
第23章 家族全員で格安SIMに変えると年間いくら節約できるのか
第24章 子どものスマホ代を安くする格安SIM活用術
第25章 シニア世代が格安SIMを選ぶときの注意点
第26章 格安SIM:2台持ち・デュアルSIMで通信費をさらに下げる方法
第27章 格安SIMでデータ容量を使い切らないためのスマホ設定術
第28章 格安SIM:YouTube・SNS・動画視聴でギガを節約する方法
第29章 自宅Wi-Fiと格安SIMを組み合わせる最強の節約術
第30章 格安SIM:海外旅行・出張でも通信費を抑える方法
第31章 スマホ料金で「実質0円」「ポイント還元」に惑わされない料金比較
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第33章 安さだけでは危険?格安SIM選びでよくある失敗例
第34章 格安SIMに乗り換えたのに安くならない人の共通点
第35章 格安SIM乗り換え:毎月500円・1,000円の差が10年後に生む大きな違い
第36章 格安SIMで通信費を見直して浮いたお金を貯金・投資に回す考え方
第37章 年に1回スマホ料金を見直すだけで節約を続けられる
第38章 今日からできる「スマホ代見直しチェックリスト」
第39章 自分にぴったりの格安SIMを選ぶ最終判断の方法
第40章 格安SIMを使って通信費は一度見直せば毎月自動的に節約できる

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